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当院の理学療法士4名が第44回脳卒中学会学術集会で発表してきました。

当院の理学療法士の大西晶さん、古市あさみさん、久保宏紀さん、野口まどかさんが2019年3月21-23日に行われた第44回日本脳卒中学会学術集会で発表してきました.


大西晶さん

回復期脳卒中患者における栄養状態と身体活動量および運動機能の関連.

回復期脳卒中患者52例に対し,発症後1ヶ月時点の栄養状態(GNIR)と身体活動量(歩数),運動機能(6分間歩行,Functional Balance scale)の関係を調査した.栄養状態は身体活動量および運動機能と関連することが明らかとなった.栄養状態の改善は身体活動量や各種の運動機能の改善に寄与する可能性がある.



古市あさみさん

回復期脳卒中患者における身体活動量と歩行自立との関係.

回復期脳卒中患者において,発症後3ヶ月時点での歩行自立度(自立群12例,非自立群10例)における身体活動量の回復経過を調査した.発症後1.2.3ヶ月時点での身体活動量は非自立群と比較し自立群で有意に高く,その回復経過には交互作用が認められた.身体活動量の経過はリハビリテーションの目標設定や機能予後の予測に使用できる可能性がある.



久保宏紀さん

回復期脳卒中患者における身体活動量と運動機能の関連性.

回復期脳卒中患者60例に対し,発症後1ヶ月時点の身体活動量と運動機能(6分間歩行,Fugl-Meyer Assessment,Functional Balance scale)の関係を重回帰分析を用いて検討した.発症後1ヶ月時点の身体活動量には6分間歩行は他の独立変数と独立して有意に関連していることが明らかとなった.歩行持久力の改善を視野にいれた運動療法は身体活動量の増加に寄与する可能性がある.


野口まどかさん

急性期病院に入院したフレイルを有する高齢脳卒中患者の特徴.

65歳以上の急性期脳卒中患者115例において病前フレイル(簡易フレイルインデックス)の有病率とその特徴を検討した.病前フレイルは19例(16.5%),プレフレイルは67例(58.3%),ロバストは29例(25.2%)であった.フレイル群はロバスト群よりもNIHSSが高値であった.高齢脳卒中患者では半数以上がフレイルもしくはプレフレイルの状態であった.フレイルを有する患者では神経症状が重篤となる傾向が示唆された.




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