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執筆者の写真itamikouseireha

当院の作業療法士3名が、第52回日本作業療法学会で発表してきました。

更新日:2018年9月15日

当院の作業療法士である、平田篤志さん、山口理恵さん、松嶌ありささんが、2018年9月7日から9日に行われた、第52回日本作業療法学会で発表してきました。


会場で発表を聴いていただいた方々、質問していただいた方々、誠にありがとうございます。皆様の日々の臨床に少しでもお役に立てることができたら幸いです。


非常に熱気のこもった学会であり、大きな刺激を受けて帰ってきました。この熱気を絶やさずに、発表した研究報告を発展していきたいと思っております。


平田篤志さん

題目:訓練用軟性対立装具を使用して課題指向型訓練を実践した2事例


本事例において,訓練用軟性対立装具を使用することで課題指向型訓練の実施が可能となっ た.臨床上意義のある最小変化であるMCIDの観点(Pageら.2012)では,FMAは9−10点と言われ ており,本事例の結果は有効な改善を認めたと考える.本事例の経験から,訓練用軟性対立装具を用いることは,重度上肢麻痺に対する訓練プログラムの幅を拡大させることに繋がり,作業療法実践に有用であると思われる.(抄録から)


山口理恵さん

題目:脳卒中回復期上肢麻痺による肩亜脱臼に対して機能的電気刺激を実施した事例報告


本事例においては,脳卒中回復期の中等度から重度上肢麻痺を呈した対象者へFEEを用いた機能的電気刺激を実施した.結果より,肩の亜脱臼および上肢機能の改善に本方法が影響した可能性が考えられた.Linn(1999)やFil(2011)らは,電気刺激を一般的な治療に併用すると急性期から回復期の対象者には, 一般的な治療のみ提供するよりも有意に亜脱臼が改善すると無作為比較試験の結果を報告しており,通常のアプローチよりも良好な亜脱臼の改善があることが示されている.ただし,本手法については,そこまでのエビデンスが未だ確立されていないため,今後は事例数を増やし,比較試験等によってさらに検証する必要がある.(抄録から)


松嶌ありささん

題目:脳卒中後重度上肢麻痺に対する手指機能治療ロボットを用いた複合的なアプローチの試み


予後不良と予測された重度の上肢機能障害に対して,ロボット療法であるHand of Hope®︎を含めた複合的な上肢機能練習は,上肢・手指機能を改善し,麻痺手を生活で使用できる一助となった可能性がある.(抄録から一部改編)







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